安い・早い・旨いで大手企業と勝負するには?

こんにちは、広島でITコーディネータ事業をしている福田哲史です。

今日のブログは、当店(保育士エプロンの販売店)の強み(付加価値)について考えていたので、そのことを書いてみようと思います。

いつも私が、IT支援の専門家として、事業の強みについて相談者様にお話させていただくのが、ブログタイトルにもある「安い・早い・旨い」という3つの視点です。

安い = 価格
早い = 時間
旨い = 品質

というような感じですね。
まず価格についてですが、これに関しては圧倒的に大手企業が強くなります。
同じ商品であっても、大手企業になればなるほど取り扱い量も比例して増えるため、仕入れコストを抑えることができるようになります。
もちろん、他にもバックヤード業務を各店舗でおこなうことをせずに、本店で一括におこなうなどして人件費を抑えることができたりと様々な点でコストを抑えることができますので、価格については大手に勝つことはできません。
もし、大手に勝てる方法があるとすれば、それは本業とは別に片手間でその事業ができる場合のみとなるのではないかと思います。

では次に、品質を考えてみましょう。
品質については、充分に大手企業とも対抗することができる項目であると言えるでしょう。
しかし、品質に関しては大手企業やライバル企業と比較して、大きな差をつけるということが難しいのも現実です。
例えば、スーパーで販売しているレトルトカレーとレトルトごはん。
安い商品の場合、レトルトカレーとごはんを合わせて200円程度で購入できますね。
一方、高めのレトルトカレーだと1個500円程度、更にレトルトご飯も200円程度で合計700円程度になります。
この2つを比べてみると、当然おいしいのは700円のカレーだと思います。
しかし、200円のカレーがおいしくない訳ではありませんよね。
200円のカレーでも充分においしいんです。
日本の場合、安いから品質が悪いということはなくなってきており、安くても充分な品質が維持されているため、品質での勝負は難しくなっているんですね。

と、なると最後は時間。
時間というのは、むしろ大手よりも小回りのきく中小零細企業の得意分野です。
例えば、商品の価格を変更したいと思ったとき、すぐに変更できますよね。
同じことを大手企業が行おうとすると、稟議書を書いて、社内会議にかけて、役員会の承認を得て…
まぁとにかく時間がかかってしまいます。

時間というのは、中傷零細企業にとって一番武器にしやすいのではないでしょうか。
例えば、注文後に即発送するECサイトだったり、お問い合わせに即対応したり、お客様のニーズに応えて、柔軟に取り扱い商品を増やしてみたり。
小回りがきくお店って便利だったりしますよね。
コンビニも同じような発想で考えたら良いと思います。
商品自体は、スーパーで買ったほうが安いのはわかっているけど、気軽に寄れるから、遅い時間までやっているからなどの理由で購入しています。
気軽に寄れるというのは、スーパーの駐車場に車を停めて、広い店内を歩いて、レジに並んで…という時間と手間が面倒だから、コンビニで買っているということ。
店の狭さや、駐車場から店内への距離などを武器にして、お客様を獲得しています。
時間は、価格に勝るんです。

なので、今から私もこの時間軸の視点で、なにか当店の強み(付加価値)を創造できないか考えてみようと思います。
ぜひみなさんも考えてみてくださいね。

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