こんにちは、広島でITコーディネータとして活動している福田哲史です。
今日のブログテーマは、松竹梅の価格設定についてご紹介していこうと思います。
価格の松竹梅とは、松=高価格設定、梅=低価格設定、そして松がその中間の価格設定といったイメージになります。
価格設定の松竹梅
松 = 高価格設定
竹 = 松と梅の中間の価格設定
梅 = 低価格設定
私のイメージだと、広島の事業者さんの多くが【梅】の価格設定にしているように感じています。
低価格設定にすることは大変いいことではあるのですが、結果として経営をしていく上で充分な利益率を確保できていないと、事業は継続できませんよね。
そこで、この松竹梅を参考に価格設定していくことをおすすめしたいのです。
飲食店のコース料理で、7,000円・5,000円・3,000円のコースがあったりしますよね。
こんな感じで、販売する商品にも松竹梅のラインナップを揃えてみるようなイメージです。
でも、ここで覚えておいていただきたいのが、飲食店のように、料理の品数や料理のランクを上げて松竹梅のラインナップを作るのではないということです。
製造原価が同じだったとしても、デザインによって松竹梅に分けてみる。
これがポイントです。
製造原価がほとんど同じだったら同じような販売価格にしなければならないというルールなんてありません。
デザインも販売価格に上乗せすべきなんです。
逆に低価格商品を作る際には、商品を作る際に出てしまった廃材・端材を使って、何か商品を作ることができないか?
もしくは、製造工数を簡素化することで低価格化できないか?
こんな感じのイメージで、検討してみて欲しいと思います。
それでも、低価格商品ができないのであれば、見た目のデザインによって松竹梅に分けるだけでも充分です。
では、松竹梅の価格設定をすることでどんなメリットがあるのでしょうか?
松竹梅のメリット、それはずばり客単価の向上です。
昔から言われていますが、松竹梅に分かれていると、真ん中の竹がよく選ばれるようになります。
でも、よく考えてみてください。
中には、高級思考のお客様もいますよね。
そういった時、高価格商品ラインナップがあるといいと思いませんか?
高価格商品が売れることで、結果として客単価を上げることに繋がりますよね。
例えば、よくアパレルでもあるのが、高級ラインのブラックレーベル、中間ラインのブルーレーベル、低価格のセカンドラインブランドを作ったりしていますよね。
高級ラインだけでは、充分な顧客数を確保できず、もう少し安価に購入できるけどそのブランドを手にすることができるというお得感を生み出すことができている訳です。
そして、もっと低価格で購入することができるセカンドラインブランドを作ることで、新たな顧客層を取り込むこともできますし、高級ラインをよりブランド化していくことにも繋げることができるようになります。
このように松竹梅のラインナップを揃えることで、高級ラインが売れることで客単価は向上しますし、販売価格を広げることで多くの顧客層を取り込むこともできるようになります。
なので、どれでも同じ価格で販売することばかりを考えず、少し視野を広げてみてください。
きっと、何か新しい経営戦略が出てくるかもしれませんよ。
株式会社オウエン ITコーディネータ 福田哲史
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